電気電子工学科の紹介

カリキュラム

卒業要件の概要

卒業には,表[PDF](卒業に必要な単位)にあるように,共通教育関係科目の単位(合計34単位以上)や専門教科目の単位(合計90単位以上)の合計124単位以上を修得する必要があります。1 年および 2 年の大半で履修する共通教育関係科目については,「履修案内」等を参考にして下さい。(履修規程は入学年度により異なる場合があります。自分の入学年度に対応する「履修案内」は,入学時にしか配布されません。大切に保管しておきましょう。)


電気電子工学科のJABEEプログラムと学習・教育目標について

本学科では,表1に示す目的・目標に基づいた教育を行います。その電気電子工学科プログラムのカリキュラムは,日本技術者教育認定機構(JABEE※)の審査を前提として構成されています。電気電子工学科の学生は全員,本教育プログラムを履修することになります。本教育プログラムは平成22年度(2010年度)にJABEE認定審査を受ける予定です。これに合格すれば,2007年度以降に1年次として入学し,そして卒業した学生は,JABEE認定のプログラムを修了したことになります。

※JABEEとは

JABEEとは,日本技術者教育認定機構(Japan Accreditation Board for Engineering Education)の略称です。この日本技術者教育認定機構(JABEE)は,技術系学協会と密接に連携しながら技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体です。(詳しくは,http://www.jabee.org/を参照してください。)JABEEは日本技術者教育認定制度を実施しています。これは,大学など高等教育機関で実施されている技術者教育プログラムが,社会の要求水準を満たしているかどうかを外部機関が公平に評価し,要求水準を満たしている教育プログラムを認定する専門認定 (Professional Accreditation) 制度です。

 本学科の教育プログラムがJABEEプログラムとして認定されると,本教育プログラムの修了生(すなわち本学科の卒業生)は技術士一次試験が免除され,「修習技術者」となります。また,JABEEは,ワシントン協定(Washington Accord) に加盟しており,JABEE認定プログラムは国際的水準の教育プログラムとして認識されています。

項 目 学習・教育目標
(A) 技術者倫理 専門分野の諸問題に対して論理的に判断する能力を身につける。
(B) コミュニケーション 物事を相手に分かりやすく,かつ正確に説明するためのプレゼンテーション能力を身につける。相手の考え・立場を理解し,自分の意見を的確に伝えるためのディスカッション能力を身につける。
(C) 社会的・国際的・地球的視点 異文化・習慣を理解し,社会的・国際的・地球的視点から多面的に物事を理解する能力を身につける。
(D) 共同作業 互いの意見を尊重し共通の目標達成のために,作業分担,協力を積極的に進める能力を身につける。
(E) 基礎・専門知識の習得 数学・物理・情報技術などの基礎知識および電気磁気学・電気回路をはじめとする専門知識を身につける。
(F) 自主的・継続的学習能力 人文社会・自然科学・専門知識を土台として,継続的に自己啓発に取り組む能力を身につける。
(G) 実験等の計画・遂行能力 目的に応じて実験等を計画し,適切に実行することができる。収集した実験結果から,定性的・定量的な結論を導き出す能力を身につける。適切な図表と文章表現により実験報告書等を作成する能力を身につける。
(H) 問題発見・解決能力,自己判断能力 問題を自ら発見し,その問題を解くための能力を身につける。問題に直面したときに,与えられた条件下で有効な手段方法を見出し,適切に実行して解決する能力を身につける。

 各授業科目との学習・教育目標との関係を,表B(PDF)に示します。各授業を履修する際には,その授業の目標をしっかりと把握してください。


専門教育科目

 以下に専門教育科目について簡単に述べます。詳細はルールブックである「履修案内(平成21年度入学者用)」を参照してください。

【必修科目】必修科目は,全員が履修する科目です。

 ● 共通専門基礎科目(必修)

 工学を学ぶ者にとって必須の数学,および物理学関連科目などのうち,本学科では 7科目,16 単位を必修科目に指定しています。

 ● 共通専門科目(必修)

技術者としてのモラルや,技術の発展が社会に与える影響などについて学ぶ,工学倫理(2単位)が必修となります。

 ● 専門必修科目

 電気電子工学科を卒業する者にとって必須の分野として,卒業研究を含め11 科目,40 単位が 「専門必修科目」 になっています。

【選択科目】選択科目として32単位以上を修得します。詳細は,「履修案内」の電気電子工学科専門教育科目の履修方法の欄を参照にして下さい。

 ● 専門選択科目 A 群

 電気電子工学は広い学問分野を包含していますが,その中から専門分野の基礎として重要な 5 科目,10 単位が 「専門選択科目 A 群」 になっています。卒業単位としては,この中から 2 科目,4 単位以上履修することが求められており,諸君の学問的興味に応じて自由に選択することができます。しかし,将来いずれの専門分野に進むにしても,これらは重要な基礎的科目であるので,この中からできるだけ多くの科目を履修することが望まれます。

 ● 専門選択科目 B 群

 電気電子工学の広い学問分野にわたり,深い専門的知識を学ぶために 25 科目,47 単位が 「専門選択科目 B 群」として開設されています。この中から10単位以上を修得する必要がありますが,どの科目を履修するかは,諸君の学問的探求心を満たすよう自由に選択して下さい。

 ● 共通専門科目(選択)

 工学を学ぶために共通な専門科目 15 科目,31-32 単位が,「共通専門科目(選択)」になっています。ただし,「電気電子工学概論」,「ものづくり実践講義」,「創成プロジェクト実践I」,「創成プロジェクト実践II」, 「職業指導」は履修できますが,修得した単位を卒業単位に含めることはできません。また,平成14年度以前の入学生は「知的財産権法・P L法」も卒業単位に含めることはできません。

次節で述べるように「卒業研究」を履修するためには,それまでに一定の単位を修得していることが条件になるので十分注意して下さい。授業科目の選択の参考のために,専門教育科目の関連性を表C[PDF]に示しました。表において,必修科目は電気電子数学のように四角で囲い,専門選択科目 A 群の科目にはアンダーラインをつけてあります。


「卒業研究」を履修するための条件

 4 年生に進級すると,諸君は研究室に配属され,そこで卒業研究に着手することになります。卒業研究は専門教育の総仕上げであり,さまざまな基礎知識が必要になります。電気電子工学科では「卒業研究」を履修するための条件として,「研究室配属要件」を設け、科目の種類ごとに修得しておくべき最小単位数が決めています。この規程は入学年度により異なります。下の各入学年度の「研究室配属要件」をクリックしてみてください。この表をよく読んで,修得する単位については,必ず自分自身で事前に確認して下さい。

卒業研究を履修するために必要な単位数(平成27年度入学生用)
卒業研究を履修するために必要な単位数(平成26年度入学生用)
卒業研究を履修するために必要な単位数(平成24-25年度入学生用)
卒業研究を履修するために必要な単位数(平成23年度入学生用)
卒業研究を履修するために必要な単位数(平成22年度入学生用)
卒業研究を履修するために必要な単位数(平成20-21年度入学生用)


時間割

こちらから工学部専門教育科目授業時間表[PDF]を表示できます。

また、宇都宮大学のシラバスのページは在校生向け情報を見てください。